皆さま、こんにちは!!ケイティです。
いよいよ登場!!
玉ねぎの栄養成分や、美味しい玉ねぎの選び方、旬の時期などご紹介します!!
みなさま、こんにちは!!薬剤師ケイティ(Katie)です。 ここからは、玉ねぎについて。玉ねぎと言ったら「血液サラッサラ」で知られていますよね!! それだけじゃなくて、すごいんです!!様々な研[…]
人気野菜2位の玉ねぎの、国内での産地(北海道がダントツ)、輸入(中国からがダントツ)についても。
生鮮野菜では国内産、大手大量消費の外食や中食(なかしょく)は輸入の傾向があるんでしたよね。
みなさま、こんにちは!! 前回は、玉ねぎの原産地や歴史、「根菜なのか?」という疑問(植物としての特徴)や種類(分類)についてお話ししました。 [blogcard url=http://pharm123.wor[…]
今回の栄養情報、特に
「アリシン」
という成分に関しては、科学論文から抜粋した情報も多数掲載しました。
ぜひ読んでみてくださいね!!
<このページの目次>
⑴玉ねぎの栄養成分
⑵アリシンについて
⑶加熱すると変化
涙が出ない玉ねぎ(ハウス食品の研究)について
美味しく食べるコツ
皆さま、こんにちは!! 玉ねぎって、本当に栄養満点で、特に「アリシン」の注目されている効果を見ると、驚きの働きがたくさん並んでいます。 医学論文の中にも、血液サラサラだけでなく、 免疫調節作用抗[…]
◎薬膳データ、薬膳での効果効能、食べ合わせ
みなさま、こんにちは!! 今回はいよいよ、玉ねぎの「薬膳効果」をご紹介しますね!! 今まで玉ねぎ①~④に渡って、様々なことを書いてきました。 玉ねぎ①では、玉ねぎの原産地や歴史、植物としての特徴や種類(分類)についてお話ししました。 赤玉[…]
◎玉ねぎとSDGs
ケルセチン(ケルセチン)について
みなさま、こんにちは!! 今回はいよいよ、玉ねぎの「薬膳効果」をご紹介しますね!! 今まで玉ねぎ①~④に渡って、様々なことを書いてきました。 玉ねぎ①では、玉ねぎの原産地や歴史、植物としての特徴や種類(分類)についてお話ししました。 赤玉ね[…]
このブログでは、栄養の面と、薬膳の面から、様々な食材の有用性をお伝えしています。
全ての栄養素は、体の中で、まるで歯車のようにお互い影響し合って化学反応を起こし、エネルギーを作ったり、毒素を排泄したりしています。
今回のテーマ食材だけでなく、バランス良くいろんな食材を食べることが大事なんです。
五大栄養をしっかりバランス良く食べながら、こちらの情報も参考に、今日の食事を考えてみてくださいね。
youtubeでも同様の内容を発信しています。よかったらご視聴くださいね。
⑴玉ねぎの栄養成分
成分で最も多いのは糖分で、その他はビタミン類やミネラル類です。
ネギ類に共通して含まれる硫化アリル(アリシンも硫化アリルの一種)は、香り成分で涙の原因になってしまいます。
ところがどっこい、アリシンは体の中で大活躍!!
それじゃまずは全般的な栄養成分を見てみましょう。
エネルギー:37kcal/100g
含まれる栄養成分は、
カルシウム、カリウムなどです。
⑵アリシンについて
このアリシンは、昔お坊さんたちが修行のために食べるのを禁じられた五つの食材、
「五葷(ごくん)」に含まれる成分です。
五葷とは、玉ねぎ、ネギ、ニラ、ニンニク、らっきょうのこと。
このアリシンを含む食材を食べることで、口臭や体臭などの臭いがきつくなるのもありますが、性欲が向上してしまうと言われており、そういう理由から禁止されました。
涙や匂いの原因成分で困った子かと思われる一方、
このアリシン、食べなきゃソンソンなすごい成分ということも分かって来ています。
まずアリシンはビタミンB1の吸収を助けるんです。
あなた、ビタミンB1がどれだけ働き者か、分かってますか??
ビタミンB1というのは、解糖系やクエン酸回路などの、体の中の化学反応の中でも、大きなキーとなる物質です。
この化学反応がちゃんと働けると、たくさんのATPというエネルギーを作り、新陳代謝が活発になるんです。
エネルギーが効率よく作られるということは、疲労回復も早くなるんですよね。
さらに医学論文サイトには「アリシン」のキーワードで多数の論文があり、
それらの中には、
血圧、脂質やコレステロール、血糖値を正常に下げる
抗酸化作用、免疫調節作用、抗炎症作用
抗菌作用、抗ウイルス作用、抗真菌作用
滋養強壮作用
血液サラサラ効果による脳血栓などの血栓予防、動脈硬化の予防
肥満を改善させ、腸内細菌の良い菌を増やす
などなどの効果が記されていました。
(情報源となる論文★2,4,6)
こんなにたくさんの働きをしてくれているなんて、本当に驚きますよね。
食べ物の栄養成分って、神秘の世界ですね~~!!
ただし、残念ながら、その玉ねぎをどれだけ食べたら良いか、ということまでは分かっていません。
重ねて申し上げることは、「バランス良く食べましょう」ということです。
⑶加熱すると成分が変化
そもそも、玉ねぎの中のアリシンは、玉ねぎを切った時に発生するものなんです。
玉ねぎを切った瞬間にアリイナーゼという酵素が働き、アリシン発生。
それをさらに油の中につけておいたり、加熱することで、
アホエンなど別の硫化物質に変わっていきます。(★3,5)
でもね、安心してください。
アリシンと同様、アホエンなどの変化した後の物質も、ちゃんと薬効がありますよ。
さらに玉ねぎは加熱すると甘くなりますよね。
そもそも、玉ねぎの中には多くの糖分があるのですが、
生の玉ねぎは、あまりに辛味成分が強いために、
甘みより辛味が勝ってしまっているんです。
でも加熱することによって、辛味成分が揮発したり、先ほど言ったように成分が変化します。さらに、玉ねぎの細胞壁が壊れることによって糖分がたくさん出てくるから、甘くなるんです。
→この辺りのスライド作り直し
特に秋から出回る貯蔵玉ねぎは、ちょっと辛目に感じますので、加熱調理すると食べやすくなります。
揚げ物などのお供に、さっぱりと食べたい時は生で、
逆にまろやかな優しい味を楽しみたい時は加熱して、調理すると味にドラマが生まれますよ。
生玉ねぎの辛味が気になる時は、生のスライス玉ねぎを、甘酢や黒酢などにつけておき、ドレッシングのようにして食べるレシピがオススメです。
詳しくは、
「美味しく食べるコツ」【URL】
をご覧ください。
カロリー
・アリシン
同様の内容ですが、youtubeでも発信しています。興味のある方はぜひ、ご視聴ください。
涙が出ない玉ねぎ(ハウス食品の研究)について
美味しく食べるコツ
皆さま、こんにちは!! 玉ねぎって、本当に栄養満点で、特に「アリシン」の注目されている効果を見ると、驚きの働きがたくさん並んでいます。 医学論文の中にも、血液サラサラだけでなく、 免疫調節作用抗[…]
◎薬膳データ、薬膳での効果効能、食べ合わせ
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◎玉ねぎとSDGs
ケルセチン(ケルセチン)について
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<玉ねぎ関連記事の参考文献、著書、HP>
《参考書籍》
・からだにおいしい野菜の便利帳/板木利隆 監修/高橋書店
・薬膳&漢方の食材事典/阪口珠未/ナツメ社
・薬膳アドバイザー教科書、教材
《参考HP》
・農林水産省HP
・野菜ナビ
・北陸農政局 たまねぎ
・NHKテキスト view
・ハウス食品 涙の出ない玉ねぎ研究
・https://www.alic.go.jp/content/001162825.pdf
・https://www.alic.go.jp/content/000145911.pdf
《参考文献》
(★1)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6966194/
(★2)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7146530/
(★3)https://www.thieme-connect.com/products/ejournals/abstract/10.1055/s-2006-961504
(★4)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4090836/
(★6)https://www.mdpi.com/2072-6643/11/12/2909/htm#
・ハウス食品 S.Imai (nature):https://www.nature.com/articles/419685a
https://www.salad-cafe.com/contents/quiz_vege/quiz_vege_04.html
https://www.hyponex.co.jp/yasai_daijiten/column/column-3744