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レタス(3/4)

  • 2022年1月27日
  • 2022年1月26日
  • 未分類
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みなさん、こんにちは!!薬剤師ケイティです。

今日は「レタスを美味しく食べるコツ」です。

レタスって丸ごと大きいものを買うと、なかなか使い切れなかったりしますよね。
レタス(2/4)で、長持ちする保存方法を書きましたが、

【URL】

だからと言って生野菜サラダばかりなのも、ちょっと飽きてきてしまうこともありますよね。

そこで今回は、生だけじゃなく、加熱調理についてもトライしてみましょう。

 

レタスを美味しく食べるコツ

レタスは栄養成分のところでも申し上げたように約95%が水分なんです!!!!

【URL】

 

たまちゃん
わーーーお、びっくり!!!
じゃあ買い物の時、冷蔵庫の中、
かさ張っているもののほとんどが水分だったのね〜〜〜!!!

 

そうなんです、でもね、レタスの調理後の水分の中には、
水溶性ビタミンやミネラルなど、(上記記事でもお伝えしましたが、
例えばビタミンC、カルシウム、カリウムなど)
大事な栄養素が含まれているので、なるべく残さず食べられるレシピがオススメですよ。

ちなみにビタミンE、カロテン(ビタミンA)は、油に溶けやすい脂溶性ビタミンです。
油で炒めものをすると、その油にこれらの成分が溶け込みます。
(加熱によりビタミンCが減ってしまうことは、但し書きしておきますね)

 

茹でて、炒めて、たっぷり食べよう!!

炒め物、鍋、スープなど加熱調理も美味しくておすすめ。
しんなりして、かさが減ることで、一度に食べられるレタスの量も増えるため、
食物繊維(特にレタスに多い難溶性食物繊維)をたっぷり食べられます。

難溶性食物繊維が豊富ってことは、お通じにも良くて、腸内環境を整えてくれるから、結局は肌荒れ対策などにもなるってことなんですね!

 

レタスとジャコの炒め物

レシピ

レタス炒め、ちりめんじゃこと→油揚げやしめじを入れても美味しそう

・栄養成分のところのジャコとレタスの和え物(カルシウム)

 

レタスのスープ

 

 

油で炒めると吸収率が高まる

上にも書いたように、レタスは意外にもビタミンE、カロテン(ビタミンA)などの脂溶性ビタミンが入っています。

レタスはどれも淡黄色野菜だと思っていたけど、〜〜〜〜〜レタスは、葉の色も濃く、緑黄色野菜に分類されるのです。(緑黄色野菜とは〜〜〜〜です。)

このような脂溶性ビタミン、つまり油に溶けやすいビタミンは、油やたんぱく質との相性good◎

 

 

 

 

変色を防ぐには手でちぎる

レタスの芯の切り口が赤くなっている…
皆さん、日常でよくある光景じゃないでしょうか?

この部分、食べられなくはないのですが、見た目があまり良くないですし、ちょっと気になりますよね。
気になる場合はその部分だけ切り取ったら、ほかの部分は食べられます。

あの液体の正体について、医薬系論文含め、かなり色々調べてみましたが、あまり信憑性のある情報は得られませんでした。
(ネット上には「ラクチュコピクリンが酸化したもの」
という情報が多く、確かにラクチュコピクリンもこれ以上、酸化することはできる構造なのですが、
本当にラクチュコピクリンが酸化すると赤く変色するのか?という謎が解けませんでした。またマニアックですみません。。)


巡り巡って、植物学のプロの方が、たんぽぽ(レタスと同じキク科)の白い液についてこのように書いているのを見つけ、全体的に理屈が通っているので、納得しました。

タンポポの花茎や葉を切ると出る白い粘性のある液体を乳液(ラテックス)と呼びます。乳液を出す植物は珍しくなく身近なものではタンポポのほかレタス、イチジク、ヒナゲシなどがあります。
キク科(レタスのほかニガナ、ノゲシ、アキノノゲシなど)
クワ科(イチジクのほかインドゴムノキ、イヌビワなど)
トウダイグサ科(ナツトウダイ、コニシキソウなど多数)
ガガイモ科(トウワタなど)などに多く見られます。乳液は植物体内を血管のように発達した乳管と呼ばれる特別な管状構造(その出来方には二通りありますが)の中に排出されており、この管状構造を切断すると滲出するものです。乳液にはタンパク質、糖質、脂質、アルカロイド、テルペノイドなどが含まれており植物種によってその主成分は違いますが、高分子テルペノイド、タンパク質、蝋やトリテルペノイドなどが微細な粒子となって懸濁した乳濁液です。
タンポポ乳液の成分を調べた文献を見つけることはできませんでしたが、その乳液がタンポポの薬効成分を含むことはよく知られているようです。植物側にとってどんな役に立っているのかは難しい問題ですが、傷がついたときに出たラテックス成分が酸化重合して傷口を素早く閉じ微生物の侵入を防ぐ役割があると言われています。

一般社団法人 日本植物生理学会
植物Q&A みんなの広場より抜粋
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=622

 

あの赤い部分は、植物(レタス)のカサブタみたいなものだと思っていいみたいですね。

まあ、とにかく、切り口や傷口がちょっと赤くなっても、食べられますよってことですね。

 

また、レタスは「金気を嫌う」といいますが、刃物で切ると切り口が早く赤茶色くなりやすいです。
手でちぎるとか、レタス用のナイフ(金属製でないもの)もありますので、そういったものを活用してみてもいいですね。

手でちぎれば断面が荒くなるので、ドレッシングが絡みやすくなりますので、
一石二鳥だと思います。

 

 

 

 

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