みなさん、こんにちは!!薬剤師ケイティです。
今回のテーマ食材は「レタス」で、書かせていただいています。
前回は、レタスの種類や栄養成分、
また「レタスを食べると眠くなるのは本当か?」という疑問に対して、医薬論文の内容も踏まえて考えてみました。
また、多くの方が勘違いしておられるかもしれない、
「この成分がポリフェノール」という思い込みに対しても、
記事を書かせていただきました。
よかったら、読んでみてくださいね♪
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<目次>
⑴美味しい旬の時期
⑵美味しいレタスの選び方
⑶保存方法
⑴美味しい旬の時期
美味しい時期は主に4~9月です。
4~5月の春レタスは、茨城が1位で、ついで長野が2位
6~9月の夏秋レタスは、60%以上が長野産です
11~3月は、暖かい香川と、ハウス栽培が多いです。
レタスは、1年を通して全国的にリレー生産されています。
涼しくて乾燥した気候を好み、気温20度前後で最もよく育つので、季節ごとに産地が変わるのです。
また、最近では、植物工場による生産も増えてきています。
植物工場とは、植物の生育環境(光、温度、湿度、二酸化炭素濃度、養分、水分など)を制御することで、季節や天候に左右されず、安定的に栽培ができる施設です。
植物工場は施設のタイプによって、
温室のような半閉鎖環境で太陽の光の利用を基本とした太陽光型、
閉鎖された施設で人工の光を利用する人工光型、
太陽光の利用を基本として夜などに人工光を利用する太陽光・人工光併用型に分類されます。
施設のタイプごとにレタスの栽培割合をみると、人口光型植物工場が83%と最も高くなっています。
人口光型植物工場は、閉鎖された施設内で栽培を行うことで、
虫や細菌が付きにくく、農薬を使わない安心安全なレタスを作ることができます。
一方、閉鎖された施設の中で人口の光のみにより栽培を行うため、
施設費や電気代等のコストがかかり、露地レタスよりも値段が高くなっているのが現状です。
(参考資料:一般社団法人日本施設園芸協会:平成29年度次世代施設園芸地域展開促進事業(全国推進事業)事業報告
大規模施設園芸・植物工場実態調査・事例調査
北陸農政局 https://www.maff.go.jp/hokuriku/seisan/engei/tokusan201904.html)
⑵美味しいレタスの選び方
・主に結球するレタス:葉にハリがあってみずみずしく、楕円形にゆるやかに結球しているもの。
芯が小さく、葉がぎっしり詰まっていない、持った時に軽めのものが良いです。
新鮮なものはみずみずしく、変色していません。
また、レタスの形自体に高さがあるのものや、裏返してみて切り口の面積が大きいもの、重量が重いものは、芯や葉が伸び固くなっており、繊維が固く、苦味がある傾向にあるようです。
・結球しないレタス(サニーレタス、リーフレタスなど):
葉にハリがあってみずみずしく、葉の色が濃くパリッとしたもの
⑶保存方法
ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存、という一般的な方法だと、2~3日以上経った時に、鮮度が落ちてしまうことがあります。
なるべく長持ちできるような方法をご紹介します。
①裏返して、芯の部分に薄力粉をつけ、乾燥防止する方法
丸のままのレタスの状態で。
レタスの芯を2〜3mmほど切り落とし、切り口に薄力粉をつける。
外葉、もしくはキッチンペーパーで全体を包み、ビニール袋に入れて口を縛る(空気は抜いておく)。
底面の芯の部分を下にして冷蔵庫、野菜室で保存。
②裏返して、芯の部分に「つまようじ」を刺し、成長防止する方法
芯の部分から中心に向かって、つまようじを3〜4本刺し、キッチンペーパーで全体を包んでビニール袋に入れて口を縛る(空気は抜いておく)。
底面の芯の部分を下にして冷蔵庫、野菜室で保存。
③葉を冷凍保存
「ええ〜〜〜っ!!レタスを冷凍?なんかまずそう・・」
そんな声が聞こえてきそうですが、
レタスを生で食べるのではなく、
「スープや炒め物、煮物など、加熱するなら」かなり有効な方法なんですよ!!
レタスが残ってしまい、
「しばらく生野菜として食べないかも」
「冷蔵庫の場所がないけど、冷凍庫なら空いてる」
「レタススープ?作ってみたい!!」
そんな時、やってみてください。
葉っぱを食べやすい大きさ(お好みですが、円にすると直径5cm前後)にちぎって、チャック付き保存袋へ入れます。
冷凍庫へ入れます。
はい、終了です。笑
これを、調理する時、解凍せずそのまま鍋にin♡
超簡単ですが、あっという間に完成です。
レタスを水で洗ったり、手でちぎったりする作業って、
疲れている時や忙しい時は、特に面倒臭く感じますよね。
これをやっておけば余裕で調理できます。
<参考書籍>
<参考HP>
・一般社団法人日本施設園芸協会:平成29年度次世代施設園芸地域展開促進事業(全国推進事業)事業報告
大規模施設園芸・植物工場実態調査・事例調査
・北陸農政局 https://www.maff.go.jp/hokuriku/seisan/engei/tokusan201904.html