みなさま、こんにちは!!
ケイティです。
前回は、シメジを中心とした、キノコの魅力をお伝えしました。
現代の人類が生存し始めた頃にはもう、キノコも生存していて、縄文時代以上前の大昔から食べられていたこと。
それも今とほとんど変わらない姿だったようです。
栄養成分も、腸内フローラを整えてくれる食物繊維豊富で、美と健康に役立ってくれています。
さらに、キノコをお得に、美味しく味わうのは、秋ですよね。
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今回は
⑴美味しい しめじの選び方
⑵保存方法
⑶菌糸とは?
⑷しめじの問題点、その解決方法
⑸美味しく食べるコツ
をご紹介したいと思います!!
同様の内容をyoutube でも発信しています。
音声の方が良い方は、ぜひご活用ください。
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私は食べ物に関しても、栄養学的な情報と、論文やデータを重んじています。その一方で、まだ化学的に証明されていない内容もあるのですが、「薬食同源」の考えに基づいた薬膳料理も、2000年以上人々に使われ続けており、高い価値を感じます。
西洋医学と東洋医学の両方の良いところを使って、食事がより美味しく楽しくなると良いですね!!
このブログでは、栄養の面と、薬膳の面から、様々な食材の有用性をお伝えしています。
全ての栄養素は、体の中で、まるで歯車のようにお互い影響し合って化学反応を起こし、エネルギーを作ったり、毒素を排泄したりしています。
今回のテーマ食材だけでなく、バランス良くいろんな食材を食べることが大事なんです。
五大栄養をしっかりバランス良く食べながら、こちらの情報も参考に、今日の食事を考えてみてくださいね。
また、病気の治療が必要な方はしっかり医療にかかりましょう。
⑴美味しい しめじの選び方
かさの色が濃い
軸が硬い
⑵保存方法
パックのまま、もしくはジプロックなどの密閉容器に入れ、冷蔵庫(温度が一定の冷暗所)で保存。
空気が通る状態で何日も冷蔵庫に入れておくと、水分が蒸発して小さく硬くなり、乾燥してしまいます。
また、パックのままでも、あまり長期に冷蔵庫に入れておくと、
「菌糸」が出てきてしまいます。
⑶菌糸とは?
「菌糸」とは、ふわふわの、綿菓子のような、雲のような見た目のもの。
カビのようにも見えるため、食べてしまっても良いのか、不安になりますよね。
菌糸とは「気中菌糸」ともいい、キノコの表面の細胞が空気中に伸びたもの。
これは、キノコが、包装された後もパックの中で生きているからこそ、起こってくる現象なんです。
菌糸自体はキノコそのものなので、加熱調理すれば食べられます。
しかし、キノコは葉物野菜などと同じ生鮮食品(生もの)なので傷むのも早いです。
購入後はできるだけ早く食べるか、たくさん余ってしまう時は冷凍保存をオススメします。
キノコの冷凍保存に関しては、⑸美味しく食べるコツ をご参照ください。
⑷しめじの問題点、その解決方法
基本的に日本でよく食べられている、きのこ類は、
体をやや温める「温」~温度には影響を与えない「平」のタイプ多いのですが、
しめじは体の熱をやや冷ます、「涼」の食品です。
特に冷え性の方は、冬場などは、食べ過ぎに注意するか、
体を温める食材とともに食べましょう。
⑸美味しく食べるコツ
しめじあんの作り方
湯豆腐や、ゆで野菜などにかけて、簡単に食べられる、簡単料理のご紹介です。
①だし汁、醤油、みりんを同量ずつ、鍋に入れて軽く煮たてます。ここでしめじを投入。
②しめじに火が通ったら、水にといた片栗粉を、その鍋に入れます。
③中火で一煮立ちさせたら、完成です。
注意点としては、片栗粉は粉のまま鍋に入れないで、まず水で解いてからにしましょう。
そのまま入れるとダマになり、綺麗にとろみがつきません。
片栗粉の性質として、冷たい水にならサラサラに溶けますが、温かくなった瞬間にとろみがつくのです。
冷凍保存で美味しさup
キノコがたくさん余ってしまった時は、ぜひ、冷凍保存しておきましょう。
生の状態より長く保管できるだけじゃなく、美味しさまでアップするんです。
キノコを生で食べても、ほとんど旨味を感じません。
それは、キノコの旨味成分は、細胞の中に入っており、硬い細胞壁に覆われているからなんです。
キノコを冷凍することで、細胞壁が壊れ、細胞内の旨味成分「グアニル酸」が出てきて、料理の旨味がアップします。
「冷凍なんかすると、食感が悪くなるんじゃない?」
キノコの中でも、これとこれは、多少食感が変わりますが、これとこれはほとんど変わりません。
キノコは水で洗うと風味が損なわれたり、ベタベタになって食感が変わってしまうものもあります。
表面の汚れがあれば、手で払ってから使って下さい。
(ただし、ナメコははじめに流水で洗います)
何度かに分けて食べるくらい量が多ければ、ジプロックなどのチャック付きビニール袋に入れるのが便利ですし、
次回使い切れるくらいの量であれば、私は普通のポリ袋に入れて、空気を抜いて、口をしっかり縛っておきます。
冷凍保存したキノコは、長くても1ヶ月以内くらいには使い切りましょう。
いくら冷凍したからと言って、あまり長く放置すると、味も落ちますし、栄養成分も減ってしまいます。
シメジは代謝アップや美肌効果があるビタミンB群が豊富ということが長所ですが、
実は水分が多く傷みやすいという欠点があります。
しかしそれも、冷凍することで克服できるんです!
(冷凍保存しても、1ヶ月以内には食べましょう)
★とっても便利な冷凍キノコMIX
①いろんな種類のキノコを、適度な一口サイズに切る。
カットの大きさの目安は、味噌汁に入れるくらいの大きさのイメージだと、便利だと思います。
ex)
シメジ:石づきを取って、1つ1つのキノコの形を手で切り離しておく
シイタケ:石づきを取って、縦に8mm 程度の厚さに切る
エリンギ:石づきを取って、縦5mm 程度の厚さに切る
エノキタケ:石づきを取って、ひとつまみ程度の適度な束にバラしておく
②ジプロックなどのチャック付きビニール袋に、これらのキノコをMIXして入れておく。この時空気は抜いておく。
→そのまま冷凍庫にin!!
③味噌汁、煮物、鍋の具、野菜炒めなど、必要なときに冷凍庫から出し、そのまま手でわさっと取って、直接鍋に入れてすぐ使える。
(この時、解凍はせず、そのまま鍋に入れることがポイントです)
下ごしらえの時間が短縮できると、料理がとても手軽になり、スピードアップしますよ!!
私はキノコがお買い得な時に、ちょっとまとめ買いして、作っておきます。
自分の感想では、味噌汁や煮物などに入れる分には、食感の変化はあまり感じないです。
ぜひやってみてくださいね!!