みなさま、こんにちは!薬剤師ケイティです。
今日のテーマは、キノコの仲間「しめじ」でーす!!
プリプリした食感に、可愛らしい小さな傘のような外見。
味にもクセがなく、
和風、洋風、中華風、どんな料理にも合わせやすい「しめじ」は、
いつも料理のスタメンですよね。
さらには、食物繊維も豊富で、美容や健康にもスーパー美味しい効果があるんですよ!!
ぜひご覧くださいね!!
<目次>
⑴しめじの特徴
⑵栄養成分
⑶「第六の栄養素」食物繊維について
⑷ 美味しい旬の時期
⑸国内の産地ランキング(2018、収穫量)
youtube でも同様の内容を発信しています。良かったらご視聴ください。
【URL】
⑴しめじの特徴
しめじに限らず、キノコ類は、なんと、縄文時代よりずっと前の、1.5~2億年以上前から、食されてきたとのことです。
縄文時代の土器にも、キノコの形のものがあり、
その当時から、私たちが今食べているキノコと似たような種類を食べていたのだと推測されています。
キノコはもちろん、世界中で愛されている食材なのですが、
特に日本人は昔からキノコ好きな民族のようです。
「香り松茸、味しめじ」という言葉があるように、
しめじは、美味しいキノコの代表選手。
実際「ほんしめじ」は、長年、人工栽培が困難で、とても希少な高級品だったため、
「ホンシメジ」の名で流通しているキノコは、ブナシメジやヒラタケの栽培品だった時代がありました。
しかし、ようやく栽培技術の開発に成功し、今ではちゃんと、
ブナシメジは「ブナシメジ」、
本シメジは「ホンシメジ」と表記されています。
ホンシメジとブナシメジはかなり異なるキノコなのですが、
ここでは特に多く流通している「ブナシメジ」として、取り上げていきます。
⑵栄養成分
糖質:食物繊維
ビタミン:ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸
しめじは食物繊維が豊富なので、
便秘の解消やコレステロール値の低下に効果が期待できます。
詳しくは【こちら】
また、旨み成分のアミノ酸も多く、煮物、炊き込みご飯、汁物、天ぷら、炒め物など、
和洋中と幅広く使えます。
ちなみに、これは、あのキノコで有名な会社、
「ホクト」さんの調べなのですが、
キノコ類、特にブナシメジには、多くのオルニチンが含まれており、
その量、なんとシジミの5~7倍にもなります。
シジミ100gあたりのオルニチン含有量が10~15㎎なのに対して、
きのこ100gあたりに含まれるオルニチンの量は、ブナシメジでは140㎎なんです。
オルニチンについては、【URL】で詳しく話します。
体にとってかなり重要な役割を果たす成分ですし、
最近では、「オルニチン」のダイエット用のサプリメントなども、
多く販売されていますので、実際どのように大切な成分なのか、ぜひ読んでくださいね。
ブナシメジ 100gあたり18kcal
⑶「第六の栄養素」といわれている食物繊維
しめじの中には、近年では、「第六の栄養素」と注目を集めている「食物繊維」も豊富です。
食物繊維は、腸内環境を整えたり(腸内フローラを整える)、脂質や糖質の吸収を穏やかにする働きがあります。
腸内の善玉菌のエサになって、善玉菌を増やす働きがあるので、
キノコ類(というか食物繊維)は、なるべく毎日食べるのが望ましいです。
また、食物繊維との因果関係は分かっていませんが、
日本の中でもキノコの生産量1位である長野県において、このような調査が行われました。
(長野県は、キノコ国内生産量1位であり、国内総生産量の約1/3を誇っています)
◎最もきのこの消費量が多いとされる長野県において、エノキタケ栽培家庭(エノキタケ摂取量約240グラム/週)のがん死亡率は、長野県全体の死亡率に比べ有意に低いという疫学的データがあります。特に、食道がんや胃がんの死亡率が低かったようです。
◎また、エノキタケ栽培家庭の中でも、エノキタケをあまり食べないグループ(月に3回以下)に比べると、積極的に食べるグループ(週に3回以上)では、がんの死亡率は約半数だったことが示されています。
(以上、参考資料★1)
しめじがテーマ食材なのに、エノキタケの研究内容になってしまって、すみません。
これほど、キノコの健康効果は優れているということが分かりますよね。
⑷美味しい旬の時期
9~10月
奥さん、見てください!
この9〜10月って、食材売り場では「きのこ祭り」状態じゃありませんか!?
いつもの半額に近い価格で、美味しそうな大きなキノコがワンサカ売っていて。
テンション上がっちゃうのは、私だけじゃないと思いますよ〜♪
感覚でもお分かりの通り、しめじの旬の時期は秋ですが、
現在では栽培品が幅広く流通しており、年中美味しく食べられます。
⑸国内の産地ランキング(2018年、収穫量)
農林水産省に公表されている主要生産地のみのデータ(値が公表されていない都道府県は含まれていません)であるため、実際の生産量と異なることがございます。
2位 新潟県 22%
3位 福岡県 14%
4位 香川県 5%
その他
(出典:農林水産省統計データ、参照:野菜ナビ)
【できたら表を作る】
《参考文献 載せる》
★1・ホクト 「きのこらぼ」より、「きのこふしぎ発見」
https://www.hokto-kinoko.co.jp/kinokolabo/discovery/58935/
★2・野菜ナビ