みなさん、こんにちは!!薬剤師ケイティです。
今日は号外で、いつもとちょっと違った話題です。
少し前の話になりますが、私も新型コロナワクチン3回目の接種をさせていただきました。
現在、日本人で3回目のワクチンを接種した方は、人口の2%少々ということで、自分が接種した感想、体験をお伝えしたいと思いました。(2022年1月現在)
普段、医療従事者として、様々な患者さんと接しているので、少しでも早くワクチン接種して、患者さん方への感染リスクを減らしたいという思いでやらさせていただきました。
私たちの薬局へも、毎日コロナ陽性患者さんたちがいらっしゃっている状況で、
陽性でなくても、家庭内、学校や職場内で感染者が出たとか、濃厚接触者になった方もたくさんいらっしゃる状況です。
また、私たちの薬局では、普段の薬局業務をやりながら、
集団接種会場(市が運営するもの)、大規模接種会場(都道府県が運営するもの)などへもワクチンの業務に行っており、少しでも早く自分自身が免疫をつけて、みなさんにとって安心安全の状態で仕事できるようにする必要がありました。
ただ、一つだけ引っかかる点もありました。
それは自分自身が妊活中で、もしかしたら妊娠しているかもしれないという状態だったということです。(後に書きますが、妊娠中の友人も、同タイミングで接種しています)
もし私自身が妊娠しているのであれば、3週目か4週目という、超初期の段階で、妊娠しているかすら分からない超初期ですし、もし妊娠しているのであれば、薬などに対して気をつけなければならない時期でもあるため、なかなか兼ね合いが難しかったです。
今回は、この2点をお話ししたいと思います。
<目次>
⑴3回目のワクチンどうだった?副反応は?
⑵妊活中(もしかしたら妊娠中)だけど接種した理由は?
⑶まとめ
<注意>
この内容は、私自身の体験であって、すべての人に当てはまる内容ではありません。ワクチンに対して正確な情報は、厚生労働省がしっかりまとめてくれています。HPなどにもまとまっていますので、是非ご参照ください。
<厚生労働省HP URL>
⑴3回目のワクチンどうだった?副反応は?
私は30代女性で、平熱36.5℃
1回目、2回目はファイザー、3回目もファイザーという組み合わせで接種しました。
1回目の副反応は、腕の接種した場所が腫れる、微熱(37.5℃)、頭がややぼーっとするなどの副反応を感じ、
2回目の接種後は、発熱(37.5~38.0℃)、左腕がだるくて重い荷物などを持てない、全身の倦怠感など、1回目に比べたらやや強めの副反応を感じました。
用意してあったロキソニンを服用したら、じきに熱も痛みも改善して、翌々日には超スッキリした状態で仕事を頑張れました。
(以上は私の体感であり、すべての方に当てはまる症状ではありません)
厚生労働省は、このような副反応が起こる可能性があると、HPなどでも発表しています。
<厚生労働省 資料>
3回目接種後に感じた副反応
接種したのは午後でしたが、その後特になんの症状も感じないまま、就寝。
接種した左腕の部分的な腫脹感はありました。(外観はなんの変化もないですが、内部が腫れているような感覚だけ、ちょっとありました)
翌日の昼ごろから、接種した側の左半身だけ、若干だるさを感じました。
右半身は完全に元気なので、不思議な感覚ではあります。笑
翌日夕方ごろにかけて、少しだけポーッとした感じはありました。しかし日常生活を送るに当たり、特に支障はなかったですので、普通に家事も仕事も問題なくこなせました。
熱を測ってみたら37℃でしたが、これぐらいなら私にとっては毎食後に上昇する体温と同じくらいなので、問題なし。
結局、普通にいつもと同じように過ごして、寝込むことも一切ありませんでした。
⑵妊活中(もしかしたら妊娠中)だけど接種した理由は?
私自身、妊活中で、もしかしたら妊娠しているかもしれないというタイミングでした。本当はこういう状況にならないよう避けることも考えられたのですが、接種の案内やスケジュール、その他妊活の計画などの兼ね合いがうまくいかず、結局妊娠中かもしれないけど接種するという状況になりました。
一応、現段階で、厚生労働省、日本産婦人科学会、WHO,CDCなど、日本でなく世界でも、妊娠中のワクチン接種は可能と言われています。
<URL>
むしろ、妊娠中の女性が新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいというデータもあるため、妊娠中の女性には、週数に関わらず、積極的に接種が勧められています。
(私も婦人科の医師から、「週数に関わらず接種して良い」と言われました)
しかしどんな妊婦さんであっても、「大丈夫」と言われても不安ですよね。その気持ちは痛いほどわかります。自分の子どもの命や健康に関わると思えば、躊躇する気持ちはあって当然だと思います。
「妊娠中の女性には、週数に関わらず、積極的に接種が勧められています」とある中でも、自分自身はこれを参考にしました。
<表>
絶対過敏期
相対過敏期
など
4~7週は絶対過敏期 器官形成期のため、そこを避けるようにしました。
3週目は、まだ妊娠自体が成立していない時期のため、
もし卵に影響があった場合は、妊娠が成立せずに
また次の月経が来るという時期です。
ちなみに私と同タイミングで接種した妊婦の友人は、
「相対過敏期」に接種しました。
私たち二人とも、3回目で特に熱も出ず、痛みも大したことなくて、
解熱鎮痛剤を服用せずに済みました。
(もし服用するにしても、妊娠中と分かっているなら、
アセトアミノフェン(カロナール®️)を選ぶようにしましょう。
ちなみに妊娠中でないなら、その他の解熱鎮痛剤でも問題ありません)
私たちが接種した、その後について、長い目でみてどうかということは、まだよく分かりません。もちろんまだ子どもも産まれていないし、5年後10年後のことも分かりません。
でも実際に、
<ベースラインリスク>というものがあります。
<ベースラインリスクとは>
このように、薬をはじめとした、何かしらの暴露の影響を全く考慮しなくても、自然発生学的に、可能性はあるのです。
妊娠中である期間はまだ長く、その間に感染する可能性はゼロではありません。特に私たちの場合は、仕事上、避けては通れないところです。
少しでも早く接種して、「感染」というリスクを回避することが大事だと思い、私たちは早めに接種しました。
⑶まとめ
いかがでしたでしょうか?もしかした今現在、摂取をするかどうかで迷われている方もいらっしゃるかと思います。
私自身の体感、感想なので、実際に皆様が接種する時はまた違った状態かもしれませんが、
2回目接種から期間が空いていることも理由の一つかと考えますが、3回目は私自身は、そこまで強い副反応ではありませんでした。
詳しくは厚生労働省HPをご覧になってください。
<厚生労働省HP>
長いコロナ禍ですが、皆さんでいろんな部分で協力して、少しでも安心して暮らせる日常になることを祈ってやみません。